浅野内匠頭家紋
【あさのたくみのかみかもん】播磨赤穂藩大名浅野家の家紋。第3代藩主、浅野 長矩(あさの ながのり)が元禄14年3月14日(1701年4月21日)江
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戸城松の廊下にて起こした刃傷事件は、その後赤穂四十七士による吉良の屋敷に討ち入りへと発展し、後にそれを題材とした「忠臣蔵」が有名となる。/この図案は、兵庫県赤穂市の大石神社の門扉に掲げられている家紋「糸輪に斑入り違い鷹の羽」を参考に作図したが、家紋作図上不自然と思える箇所が二か所あり、私の一存で修正している部分と、敢えて修正しなかった部分が混在している。また、高橋賢一著「大名家の家紋」によると、浅野家の家紋は宗家と分家でパターンがやや異なり、宗家のものは「安芸鷹の羽」、支藩内匠守(頭)のは「播州鷹の羽」といい、羽につく渦紋が別であると書かれている。この説が正しいとすれば本紋の羽には渦巻でなく斑点であるので、さらなる検証を続けたいと思っている。ただ家紋は一家に一つというわけではないので渦巻が正しくて斑点が間違っていると一概には言えないとも思っている。(2013/1/12作図)